条件付き早期承認制度
公開日時 2017/02/28 00:00
今夏までに具体的運用で結論カギ握るRWD活用と最適使用推進GL厚生労働省は、「条件付き早期承認」制度の具体的運用を今夏までに固める。1月30日に開かれた厚労省医薬・生活衛生局と製薬産業界の代表が一堂に集う「薬事に関するハイレベル(局長級)官民政策対話」で合意された。イノベーションの推進と国民皆保険の両立がテーマになるのは薬価制度だけではない。薬事承認制度面でのインセンティブ付与は企業にとっても、既存の長期収載品に依存した収益モデルから新薬開発モデルへと構造変革を促す大きな要因となりうる。医療情報データベース(MID-NET)や、疾患レジストリーなどを通じて得られるリアルワールド・データ(RWD)を活用して臨床試験の効率化を進める。一方で、革新的新薬の医師要件、施設要件、患者要件を明確化した「...