医薬品の使用・選択は「事実上メーカーに支配」
公開日時 2016/10/31 00:00
厚労省・磯部課長医師・薬剤師の協働で最適使用実現を厚生労働省医薬・生活衛生局医療機器審査管理課の磯部総一郎課長は9月25日、都内で開催された日本女性薬局経営者の会(JLIPA)で講演し、医薬品の使用・選択が「事実上メーカーに支配されているのでは」と述べ、製薬企業のMRを通じたディテーリングに問題意識を示した。今後の医薬品使用・選択の方向性については、医師と薬剤師がそれぞれの職能を発揮して協働し、最適な薬剤を選択することが中心となる姿に改めるべきだと強調した。一方、製薬企業は、これまでの個々の医師に注力したプロモーションから、「医療機関や地域」を軸とした活動にすべきだとした。情報提供を行う必要はあるものの、MRを介す必要はなく、情報収集、副作用報告を中心とした活動に改めるべきだとした。(望月英...