新薬採用アンケート調査2016年版 採用率トップはハーボニー配合錠、2位はイーケプラ点滴静注500mg
公開日時 2016/10/04 03:52
ミクス編集部が行った「新薬採用アンケート調査2016年版」によると、採用率トップはC型慢性肝炎治療薬ハーボニー配合錠(採用率57.4%)、次いで2位は抗てんかん薬イーケプラ点滴静注500mg(採用率52.5%)、3位は経皮吸収型鎮痛消炎剤ロコアテープ(採用率44.6%)となった。そのほか採用率の上位には、C型慢性肝炎治療薬ヴィキラックス配合錠や、トルリシティ皮下注、エクメット配合錠など糖尿病治療薬も複数含まれた。
文末の関連ファイルから直近5年間の採用率上位6製品の表をダウンロードできます(10月4日のみ無料公開、その後はプレミア会員限定コンテンツになります)。
本調査は、15年6月から16年6月までに薬価収載された新薬(一部それ以前の収載で15年6月以降に発売された新薬)57品目を対象に、今年7月時点の採用状況を全国の病院薬剤部から回答を求めた。調査期間は7月28日~8月24日。調査方法は、1500病院に調査票を配布し、インターネットまたは郵送で回答を得た。有効回答は101施設。
採用率57.4%でトップとなった経口C型慢性肝炎治療薬ハーボニーは、発売が2015年9月であったにもかかわらず15年度の国内売上高が1000億円超となり、16年4月の薬価改定で特例拡大再算定を受けたことも記憶に新しい。なお、ハーボニーから約3か月遅れで発売を開始した経口C型慢性肝炎治療薬のヴィキラックス配合錠も採用率42.6%で4位にランクインした。
調査結果によると、ヴィキラックスを採用した98%の施設でハーボニーも採用していることが分かった。さらに、上記2品目に加えて、先行品のソバルディ、ダクルインザ錠/スンベプラカプセルの4剤すべてを採用している病院は39施設に及んだ。
新薬採用アンケート調査2016年版の「採用ランキング」はMonthlyミクス10月号に掲載されています。
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