地域包括ケアシステムの事例〜東京都国立市〜
公開日時 2016/04/30 00:00
サンテ医業コンサル代表田中豊章国立市は2008年より「国立市在宅医療推進連絡協議会」(以下協議会)を立ち上げ地域包括ケアのあり方などを検討してきています。ポイントは在宅医療の経験豊富な診療医が行政と共に地域包括ケアシステムの体制を作ったことにありますが、市民・住民への地域包括ケアの理念と具体的システムイメージの理解不足がありました。そのため地域包括ケアの意義を市民・住民に理解してもらうことから始めています。「地域ケア会議」多職種連携促すまず市民・住民に「なぜ地域包括ケアシステムが必要なのか」を考えてもらうことが大切と指摘しています。そして地域包括ケアが成り立つためには第一にコミュニティ作りをして行くことが必要であり、地域に住む人々の生活を支える医療(在宅医療)が重要であるといいます。(図表1...