日本製薬工業協会
公開日時 2016/02/29 00:00
研究者主導臨床研究の支援で指針公表透明性確保で臨床試験の質向上も日本製薬工業協会は「医療用医薬品等を用いた研究者主導臨床研究の支援に関する指針」をとりまとめ、2月8日公表した。自社医薬品に関連する、研究者自らが発案した“研究者主導臨床研究(医師主導臨床研究)”での資金提供のあり方を明確にした。具体的には、資金提供に算定根拠や妥当性の確認を求めたほか、契約書のひな形などを提示。利益相反や研究結果を透明性ガイドラインに則り公表することを支援条件として契約書などに記載することも盛り込んだ。契約により経費が明確化されることで、適切な産学共同の実施、臨床試験の質向上も期待される。(望月英梨)降圧薬・ディオバンの臨床研究不正問題の発覚以降、自社医薬品に関連する臨床研究の実施に際しては委受託契約、共同研究...