16年2月号連動 経口C型肝炎薬ダクルインザ・スンベプラの処方医コメント一覧
公開日時 2016/01/31 00:00
1989年にC型肝炎ウイルス(HCV)が同定されてから四半世紀。従来は、インターフェロン注射が主軸だったが、治癒率5割弱で副作用の強さから決定打とはならなかった。だが、ここにきてジェノタイプ1型に有効な新規経口治療薬が次々に登場。経口薬のみでウイルス学的著効(SVR)は90%前後に達し、先進国でC型肝炎は過去の遺物となりつつある。日本でジェノタイプ1型C型肝炎に対して経口薬のみで最初に適応を取得したのが、HCV複製に必須の非構造蛋白NS5Aを阻害するダクルインザと同じく複製に不可欠な酵素NS3/4Aプロテアーゼを阻害するスンベプラとの2剤併用療法である。そこで今回はダクルインザ・スンベプラを取り上げ、2剤併用療法として処方経験のある医師を対象にした意識調査から、現時点での2剤併用療法の臨床評...