大日本住友 創薬アイデアを公募 オープンイノベーションの一環
公開日時 2015/07/16 03:50
大日本住友製薬はこのほど、創薬のアイデアを公募すると発表した。新薬パイプラインの拡充が狙い。日本国内の大学や研究機関などに所属し、国内で研究できる研究者を対象に、「新規創薬シーズの探索/検証」「創薬研究ニーズの課題解決」「当社が保有する化合物の新規適応疾患の創出」の3つカテゴリーで、計8テーマを11月末までに選考。共同研究を行う。研究期間は原則1年間で、1案件あたり500万円を上限に支給する。
同社は2014年12月に、オープンイノベーション開発室を設置し、初期臨床段階までの新薬候補化合物や最先端技術に関する情報収集・評価を行い、初期臨床段階までの化合物の導入や提携などを推進している。今回の公募はこの取り組みの一環で、公募型オープンイノベーション活動「PRISM」(Partnership to Realize Innovative Seeds and Medicines)と呼んでいる。テーマは8月末まで募集する。