後発薬急伸で医薬品市場縮小、売上減▲5.5-▲2.5%、 未妥結減算で妥結水準低下、2-3月価格交渉が正念場
公開日時 2015/01/31 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●未熟な価格形成機能の強化、後退した単品単価取引の再度推進●売上10%コスト50%の後発薬物流体制見直しが急務医薬品市場は曲がり角に差し掛かかった。消費税の影響を超える後発薬の急伸と新薬の小型化で、安定成長市場は停滞減衰市場に急変した。流通透明化に喝を入れるべく導入された未妥結減算で早期妥結は急伸したが、卸の価格交渉は煩雑化した。価格で実を取ったのは大手病院・調剤で、従前の3月末水準に近いという。この2-3月の大手病院・調剤との残った価格交渉が正念場で、向こう数年の価格動向を左右する関ヶ原だ。さらに、売上10%の後発薬は物流量60%に迫る。卸の経営環境は厳しさをますが、アルフレッサの鹿目社長に話を伺った。後発薬、18年目標3年前倒し達成もDPC病院...