メドピア医師調査 論文生データの保管 約3割は「10年以上」
公開日時 2014/07/22 03:51
医師専用サイト「MedPeer」を運営するメドピアは、研究論文を巡る不祥事を受けて、保管に苦労する生データをどの程度保管しているかについて会員医師を対象に調査し、このほど、3847人から得られた回答概要を発表した。「10年以上」との回答が最も多く33.9%、次いで「5~10年未満」の25.6%で、約6割が5年以上保管していた。
「10年以上」の医師は、ハードディスクやUSBメモリに保管しているケースが散見され、「基本的に破棄しない」「苦労の跡。捨てるに捨てられず」とのコメントもあった。大学や研究室に預けているいる人もいるが、大学を離れたり、パソコンの買い替えを機に廃棄している例もあった。
「5~10年未満」の医師では、経験から5年以上たつとデータの価値や問い合わせがなくなることや、論文の引用はほぼ10年以内だとして10年で区切っているとのコメントが寄せられた。5年未満の医師も保管期間は短くてもよいとの経験に基づくコメントがみられた。