認知症治療薬 アリセプト 5月のネットアクセス激減
公開日時 2014/06/30 00:00
高齢社会の進展とともに増加する認知症。昨今では認知症に伴う徘徊による行方不明者の捜索問題もメディアで多く取り上げられている。認知症はいくつかの病型に分類されるが、その中でも最も多いのがアルツハイマー型認知症(AD)である。AD治療はアセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害薬を中心に症状進行を抑える薬物治療が行われる。長らくアリセプトの独占市場だったが、2011年以降、いくつかの新薬が登場し、薬剤選択の幅が広がりつつある。本連載ではちょうど1年前にAD治療薬を取り上げたが、今回はその後の変化を検証する。最新の14年5月時点でのAD治療薬の処方影響力は、レミニールを筆頭にメマリー、アリセプト、イクセロン、リバスタッチの順である(図1)。順位の上では1年前にトップだったアリセプトが3番手にランク...