ARB市場 バルサルタンの新患処方が半減 臨床研究問題で
公開日時 2014/02/28 00:00
アジルサルタン切替元薬剤の上位にカンデサルタンとバルサルタン降圧薬のARB市場は昨年、バルサルタン(製品名:ディオバン、ノバルティス)問題に明け暮れた感がある。周知のようにバルサルタンに関する医師主導臨床研究「KyotoHeartStudy」と「JIKEIHeartStudy」でバルサルタンに有利になるようデータ操作されていたことが発覚。これを受けて厚生労働省が検討委員会を設置して問題を調査するなど、最終的にノバルティスを薬事法違反(誇大広告)容疑で東京地検に告発する事態にまで発展した。ARB市場の今を報告する。医療情報総合研究所(JMIRI)のWeb処方インサイトDynamicsによると、まず現在のARBの単剤と配合剤の患者数ベースのシェアは直近13年12月時点で単剤約76%、配合剤約24...