新薬メーカーが後発薬を取り扱う難しさとは
公開日時 2013/10/31 00:00
(株)日本総合研究所社会・産業デザイン事業部ヘルスケアイノベーショングループディレクター木下輝彦コンサルタント田川絢子コンサルタント関健太郎日本における後発薬の普及率は2012年度末時点で数量ベース25.8%となり、他の先進国と比較すれば依然として低いものの、着実にその数字は伸びてきている。また、厚生労働省も「後発医薬品のさらなる使用促進のためのロードマップ」の中で、2017年度末の後発品シェア60%※1として目標設定としていることからも分かるよう、引き続き後発薬の使用促進を掲げており、今後も市場の伸びが予想されている。そのため、多くの新薬メーカーが成長機会として捉え、後発薬事業への取り組みを開始している。しかし、今のところ残念なことに、新薬メーカーは後発薬事業で大きな成果は得られていないよ...