アステラス製薬は10月24日、社員による社会貢献基金「フライングスター基金」から、今年も全国６か所の福祉施設に車いす送迎車６台を寄贈すると発表した。同基金による車いす送迎車の寄贈は1997年から毎年数台の規模で継続しており、今回の６台を含めて累計寄贈台数は177台になった。

寄贈先は肢体が不自由な方の自立支援や仕事のための施設などが選ばれ、車いす利用者の施設への送迎や屋外活動時の移動などに役立てられる予定という。

このほか同基金から、闘病生活を送る入院中の児童のために病院へのおもちゃの巡回（ホスピタルキャラバン）やイベントを開催している各団体（日本グッド・トイ委員会など）に対しても、寄付を行った。

同基金への参加は社員の自由意思に委ねられ、アステラスグループ社員約5500人が現在参加している。加入者は給与から毎月100円を基金に積み立て、それと同額を会社が拠出したものを原資に年１回の寄付を実施している。

今年度の車いす送迎車の寄贈先は以下の通り。
▽北海道士別市　社会福祉法人 士別愛成会　るんべる▽大阪府大阪市　NPO法人障害者支援センターつどい　東淀川区福祉作業センター　つどい▽香川県綾歌郡　NPO法人　綾の家▽長崎県佐世保市　NPO法人　大野ランド▽熊本県熊本市　NPO法人あゆみ事業所　生活介護センターあゆみ▽鹿児島県鹿児島市　NPO法人　障害児フォーラムかごしま　生活支援センター　えがお