MRの導入研修 自社製品の知識インプットと社会人マナーにも重点 内資、外資で差も
公開日時 2013/08/07 03:55
MRが製薬企業に入社し、最初に行われる導入研修では、MR認定資格取得に向けた知識のインプットが重要視されているが、“一人前のMR”として医療現場に送りだすために、言葉づかいや服装など社会人としてのマナー習得や、自社製品の知識習得にも重点が置かれていることが分かった。編集部が製薬企業87社(導入研修についての回答:46社)を対象に実施したアンケート調査の結果から分かった。
導入研修での重点項目のうち、多くの企業が最優先項目として挙げたのが、「MR認定資格の取得」、「社会人としてのマナー(言葉づかい、服装など)習得」だった。また、上位5項目を聞いたところ、「自社医薬品の普及」も多くの企業が挙げており、これら3項目が重視される傾向が浮かび上がった。
回答を内資系、外資系に分けてみると、「社会人としてのマナー」、「自社製品の知識習得」については内資系企業でより重視する傾向が見られた。一方、外資系では「基本的な疾患への理解」や「MRの基本行動の取得(実技、OJT)」の回答が目立ち、内資系、外資系で育成したいMR像に違いがあることもうかがえた。
研修期間は、最短3カ月から最長7カ月で、回答にばらつきがあった。期間も外資系では短期間の傾向がみられ、内資系、外資系で差がみられた。外資系企業は回答した12社のうち9社が4カ月以内と回答している。調査の詳細はMonthlyミクス8月号のPromotion「経営戦略の浸透はマネージャー研修から 若手・中堅リーダーの底上げが組織力強化に」に掲載している。 こちら