大塚製薬工場 代用血漿3製品の独占販売権取得 フレゼニウスカービジャパンから
公開日時 2013/05/23 05:00
大塚製薬工場は5月22日、フレゼニウスカービジャパン(FKジャパン)が製造販売承認を持つ、出血などの際に代用血漿として用いるヒドロキシエチルデンプン製剤(HES製剤)3製品について、日本での独占販売契約を締結したと発表した。24日に薬価収載予定のボルベン輸液6%の発売(発売時期未発表)に合わせて、現在販売中のサリンヘス輸液6%、ヘスパンダー輸液の取り扱いも始める。約350名の臨床栄養専門MRが情報提供活動を行う。
HES製剤は、手術時などの出血により低下する血圧や組織への酸素供給をコントロールするのに必要な循環血液量を補うために投与される。日本では、サリンヘス、ヘスパンダーの2製剤だけだったが、3月には高用量投与を可能にするボルベン輸液6%が承認され、5月24日に薬価収載予定となっている。
大塚製薬工場は、経腸栄養製剤や輸液を扱っているが、HES製剤を持っていなかった。今回の契約は21日に締結した。