自分は個人会社の社長だと考えると、MR活動の全てが変わってくる
公開日時 2013/04/30 00:00
イーピーエス株式会社榎戸誠発想の転換『なぜあの先輩MRは仕事が早くて楽しそうなのか?――MRハックス48手』(池上文尋著、医薬経済社)は、読み手の環境・立場に応じてさまざまな読み方が可能な、多面的な本である。「MR活動を自分の会社の事業と考えてみる」という著者の発想は、非常に魅力的だ。自分の担当先(担当エリア)の年間売上が1億2000万円、給与が800万円だとすると、売上は自分の個人会社の事業規模、給与は純利益、自分はその会社の社長と置き換えることができる。自分の会社だから、どう経営していくかは自分で考えなければならない。経費についても、当然、費用対効果を重視するようになる。社長ということになれば、自己啓発や人脈構築のための投資も積極的に行うようになるだろう。著者は、会社の経費ではなく、自腹...