喘息治療薬シムビコート 過半数の医師「第一選択薬」に位置付け 貼付型AD薬イクセロン/リバスタッチ 有効性、胃腸障害の少なさに高評価
公開日時 2013/03/30 00:00
慢性疾患に関する治療薬市場は、一定の有効性が得られればファースト・イン・クラス薬ほど有利な状況が存在する。今回はこうした市場の典型例でもある気管支喘息・COPD治療薬とアルツハイマー型認知症治療薬の領域を取り上げる。また、4回目となった本連載では、今回から新たに評価対象の薬剤について第一選択薬で処方するか否かの切り口を設定した。~~~~~~~~~~~~~~~~シムビコート“SMART療法”に満足度高く一層の処方増に吸入デバイスの改善必要気管支喘息では、慢性的な気道炎症を沈静化する目的で吸入ステロイド薬を使用するのが標準的治療だが、同時に発作を管理する目的から長時間作用型気管支拡張薬(LABA)が併用されることが多い。こうした事情を反映して最近では両者の配合剤が登場し、臨床現場で重要な位置付け...