薬害オンブズパースン 透明性ガイドラインで意見書 消極的対応は「社会的不信招く」
公開日時 2013/02/21 04:00
薬害オンブズパースン会議は2月19日、日本製薬工業協会の「透明性ガイドライン」について、製薬協ほか、運用について協議している日本医師会、日本医学会に対し意見書を提出したと発表した。ガイドライン(GL)では、製薬会社の依頼による講師謝金や原稿執筆料などを個人名で開示されることから、医師サイドから慎重な運用が必要との意見が出ている。それに対しオンブズパースン会議は、開示は国際的な流れであり、「消極的な対応は、社会的不信を招く」と指摘。当初予定どおりに今年度から開示すべきとしている。また、製薬協が個人名については、別途問い合わせに応じて開示してもよいとする「二段階方式」についても「透明性を高める観点から適切ではない」とした。