抗血小板療法、抗凝固療法のいま〜市販直後調査の結果から〜
公開日時 2013/01/30 00:00
日本人対象に実臨床で使用経験蓄積を製薬企業の情報伝達にも変化「臨床試験が時代に合わなくなってきたと言えるのではないでしょうか」。東海大学医学部内科学系循環器内科学教授の後藤信哉氏は、こう指摘する。循環器領域では、1980年代からランダム化比較試験(RCT)が脚光を集めてきたが、治療成績の向上や治療選択肢の増加により、医療現場は変化しつつある。今後は、日本人を対象に使用経験を蓄積し、その結果を活かした個別化医療の推進にも期待がかかることとなりそうだ。イグザレルト(一般名:リバーロキサバン)の市販直後調査の結果など、最新のトピックスから、医療現場から求められる製薬企業の姿を探る。(望月英梨)イグザレルト市販直後調査の結果を読む心臓血管研究所所長・付属病院長山下武志氏に聞く脳出血発生例高血圧以外の...