MeijiSeikaファルマ C型肝炎治療薬「ME3738」開発中止
公開日時 2012/04/19 04:00
MeijiSeikaファルマは4月18日、C型慢性肝炎治療薬として日本で開発してきた「ME3738」の開発を中止すると発表した。中止理由として、フェーズ2で抗ウイルス作用が十分でなかったことや、当初想定したいた薬物療法の環境が変わったことを挙げている。
同剤は、ペグインターフェロン(PEG-IFN)との併用を予定していた。それに対し昨年、新しいプロテアーゼ阻害剤が発売され、標準的な併用であるPEG-IFNとリバビリンに加えた形で3剤併用療法が登場。この治療環境と治験成績を踏まえて、開発中止を判断した。
同剤は、大豆の成分であるソヤサポゲノールBの一部を化学変換したものという。04年5月にフェーズ1を始め、開発を進めていた。