共同開発の肝疾患に伴うかゆみ改善薬 東レが単独で
公開日時 2011/12/26 04:00
東レとJT(日本たぱこ産業)と鳥居薬品が共同で開発していた肝疾患に伴う難治性そう痒(かゆみ)改善薬「TRK-820」(一般名:ナルフラフィン塩酸塩)について、この3社は12月22日、共同開発を解消することで合意し、今後は東レが単独で開発すると発表した。
ナルフラフィン塩酸塩は、すでに血液透析患者のそう痒改善薬レミッチカプセルとして販売されているが、販売元のJTグループの鳥居薬品が同剤の販売に注力するとして、開発から離脱することになったという。TRK-820は現在フェーズ3にある。