アメリカの自閉症児
公開日時 2011/03/22 04:00
米国が自閉症児の診断・治療・早期教育における先進国であることは案外知られていない。社会性、コミュニケーション、行動に著しい障害のあることを特徴とする自閉症(AutismSpectrumDisorders(略してASDsあるいはADs)は、広義には発達障害の一種と定義されており、性別、人種、社会階層にかかわりなく出現するが、男児に多く、出現頻度は女児の4倍である。米国CDCによれば米国で生まれる新生児の平均110人に1人(男児で80人に1人、女児では240人に1人)が自閉症児だと言われている。(ジャーナリスト・西村由美子)http://www.cdc.gov/ncbddd/autism/research.html米国でも半世紀前まで自閉症は原因も分からず治療法もないものと考えられていた。映画「...