希少難病・CINCA症候群の現場から未承認難病治療薬国内使用には発想の転換必要希少難病・CINCA症候群を含むCAPS（クリオピリン関連周期性発熱症候群）患者・家族が求める３つの薬のうち、思い入れの強いの薬がある。未承認薬のアナキンラだ。しかし、海外にもCAPS治療薬としての承認はない。そのため未承認薬問題の改善を目指す厚生労働省の有識者会議の検討対象から外れている。それでも患者・家族は、なんとかして使えるようにしたいと、その道を探っている。（酒田浩）9月19日、「CAPS患者・家族の会」の定例会が京都で、12家族と京都大学病院など全国の医師７人が出席し、開かれた。関心が集まったのは大きく２つと思われた。１つは、ノバルティスにより年内の承認申請が見込まれるCAPS治療薬カナキヌマブ（海外名I...