Evidence構築のためのプランニング3
公開日時 2010/10/28 00:00
メビックス代表取締役社長吉田裕彦今回は、いよいよEvidence構築のためのプランニングの最終段階について解説する。まず初めに毎回提示している「Evidence構築を成功に導く公式」を見てもらいたい。前号では自社のある製剤について、複数の試験をテーマに掲げ、それぞれについて想定インパクトを検討してみた。同様に自社の他製剤についても複数の試験テーマを考え、想定インパクトを検討する。さらにそれぞれに成功確率を掛け合わせてみると、期待値が得られる。次に各試験の投資額を計算してみる。これは多くの場合、症例数、施設数と試験期間で算出することが出来るので、それほど困難ではないだろう。これらを用いてROI(ReturnOnInvestment:投資利益率=期待値÷投資額)を得ることができる。図1の例では、...