【米国】マッケソン独立系薬局支援を拡大、カーディナル・ヘルス多角化を推進
公開日時 2010/10/28 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児・中村努薬局市場のシェア争いは業態を超え激動米国編の最終回は、卸の薬局事業の動向を中心に、米国卸の多角化経営を追う。08~09年の処方薬売上高における上位小売チェーンを概観しよう(表1)。IMSヘルスとチェーンドラッグストア協会によると、09年の薬局市場は2,689億ドルで前年比5.8%増と低成長だった。処方薬売上高首位のウォルグリーンは売上高(前年度比4.3%増)、店舗数(同8.6%増)ともに増やしたが、シェアを15.5%から15.3%に若干下げた。処方薬取扱店舗数は6,997店となった。続く処方薬売上高2位のCVSケアマークは同25.3%増、3位のライト・エードは同1.1%減と、大手でも明暗が分かれる。上位3社の薬局市場シェアは36%になる。注...