IMSジャパン 市場分析ソリューション「NPA Family」発売 調剤データを活用
公開日時 2010/07/22 04:02
アイ・エム・エス・ジャパンは7月20日付けで、調剤データベースを活用した新しい医療用医薬品市場分析ソリューション「NPA Family」を発売した。後発品を含む全医療用医薬品の処方件数や処方動態(新規、継続、スイッチ・イン処方など)の変化などを、地域や診療科、病床規模、患者特性などで分析できる。
「NPA Family」は、日本各地の調剤薬局チェーン、ドラッグストア、個人薬局など約2500店舗から匿名化された調剤データを収集・分析するというもの。院外処方せん枚数換算で年間4000万枚のデータを処理する。全院外処方せん枚数に対するカバー率は6%に相当。データは毎月更新され、Webを通じてクライアントに提供される。
主な製品として、全医療用医薬品の処方件数を月次で把握できる「NPA investigator.web」、処方動態の変化に基づき地域や診療科、病床規模、患者の性別・年齢などの絞込みが可能な「NPA Market Dynamics」、薬剤の平均処方量や期間、処方継続率・併用パターン別処方動向分析などのデータをカスタマイズして提供する「NPA Custom Report/Consulting」――の3種類がある。これにより、薬剤流通量に基づく売上データでは捉えることのできなかった調剤実績に基づく処方動態の分析を可能とした。
MRによるプロモーションの効果測定や、国内外の学会で発表されたエビデンスや安全性情報の提供など、各種イベントが処方にもたらす影響などを評価する際にも活用できる。