協和発酵キリン プラバスタチン特許訴訟で勝訴
公開日時 2010/04/05 04:00
協和発酵キリンは4月2日、テバ社子会社から訴えられていたプラバスタチン特許訴訟で、協和発酵キリンが勝訴したと発表した。協和発酵キリンの製品「プラバスタチンNa塩錠10mg「KH」」に用いた不純物を少なくする製造方法について、テバ社子会社が同社保有の特許を侵害するとして07年12月に東京地裁に提訴したが、東京地裁は3月31日付で、「協和発酵キリンの製品は、テバ社特許の技術的範囲に属さないので、テバ社の請求を棄却する」と協和発酵キリン勝訴の判決を言い渡した。
なお、テバ社子会社保有の特許について協和発酵キリンがその有効性に関して提訴・係争中だが、この訴訟結果にかかわらず、今回の東京地裁の判決によって協和発酵キリンは製品を継続して販売できるとしている。