帝人ファーマ 世界初の残量カウンター付き点鼻薬の製造承認を取得
公開日時 2010/01/15 04:00
帝人ファーマは1月14日、粘膜付着型鼻過敏性治療薬「リノコートパウダースプレー鼻用25μg」に残量カウンターを搭載した新製品の製造承認を取得したと発表した。残量カウンターを搭載した点鼻薬(粉剤)は世界初という。2月下旬に出荷予定。
同剤は取り扱いが簡単な一体型噴霧器を採用し、アレルギー性鼻炎の主な症状のくしゃみ、鼻水、鼻づまりに持続的な効果を発揮する。カウンターを搭載した新製品では、薬剤を噴霧するたびにノズル上部にあるカウンターが動き、残りの噴霧可能回数を数字で確認できる。
同社は、今回の新製品は「残量を確認できるようにしてほしい」といった患者や医療者の声に応えるものと指摘。患者にとっては、医療機関の休診日や旅行・外出などに備えて計画的に薬剤の処方が受けられるメリットがあり、医療者にとっては患者の治療状況確認や指導が容易になるとしている。