患者の6割が漢方薬の健康保険除外は困る 医療情報のQLife調査
公開日時 2009/12/11 04:00
行政刷新会議の事業仕分けで医療用漢方製剤などの市販品類似薬は保険対象外とされたことを受け、漢方薬の服用経験のある全国の成人男女520人を対象にしたインターネット調査で、57.3%が漢方薬の保険対象外は困ると回答した。理由として80.9%が自己負担が増えることを挙げ、46.3%が適切な治療が受けられなくなることを心配していた。
これは病院や医薬品などの検索サイトを運営するQLife社(東京都世田谷区)がまとめた調査結果。医師207人に対しても調査し、行政刷新会議の議論に高い関心を寄せつつも、「医療現場の実態が考慮されているか」との質問に対しては32.9%が「全くされていない」、37.2%が「ほとんどされていない」と、否定的見解が約7割を占めた。