新薬採用アンケート
公開日時 2009/11/29 00:00
世界の標準治療薬が上位に本誌が毎年実施している、医療機関に対する新薬採用アンケートがまとまった。今年の調査では、抗菌薬クラビットの高用量製剤の採用率が73.0%で断トツのトップだった。過去の直近の調査で、7割を超えたのは02年調査のタミフル(81.8%)、07年調査のベシケア(70.3%)だが、クラビットは新用法用量で承認された品目であるにもかかわらず高い採用率を獲得した。海外では長い間標準治療薬として使用されていながら国内では未承認で、医療サイドからの強い要望があったことが採用に結びついたとみられる。今回の調査では、こうしたドラッグラグに該当するような製品がトップ10にランクインしたのも特徴といえる。(小沼紀子、小林志帆、酒田浩、神尾裕)新薬採用率トップ10クラビット高用量製剤が73%でト...