MR数一転して増加 生活習慣病薬の営業強化が一因 MR教育センター調べ
公開日時 2009/10/14 04:01
医薬情報担当者(MR)教育センターが10月13日に発表した09年版「MR白書」(08年度調査分速報版)によると、増員頭打ちとの見方もあったMR数が増加に転じた。5万8400人と07年度に比べ2354人増えた。MR教育センターとしては「予想外」で、増加の背景には▽生活習慣病関連製品のコール数増強▽全製品担当MRに加え領域専門MRを有する企業の増加▽ジェネリック医薬品(GE)の情報活動強化――などがあると説明している。
調査はCSO18社を含む212社を対象に行い、全てから回答を得た。増員したのは全体の約6割にあたる128社で、内資93社(全体の60.4%)、外資26社(同65.0%)、CSO9社(同50.0%)。この中で日本ジェネリック製薬協会加盟社のMR数は11.4%増の3205人となった。
がん、中枢神経など専門領域MRは全体28社が導入し、うちMR1000人以上の17社ではうち11社が導入し、07年度より3社増えた。
CSOのMRは0.8%増の1918人。CSOのコントラクトMRと契約する製薬企業は、3社減って43社、製薬企業側と契約しているMRは209人減の1532人だった。打ちほけは請負型が5社減り、256人減の669人に対し、派遣型は4社減ったものの47人増の863人だった。
訂正(10月14日午後5時13分)
日本ジェネリック製薬協会加盟社のMR数が、「12.2%増の4650人」とあったのは誤りで、正しくは「11.4%増の3205人」です。訂正いたします。