希少疾病取り巻く環境に変化“追い風”受け日本市場に参入
公開日時 2009/04/30 00:00
藤原聰シャイアー日本法人マネージング・ディレクター英バイオ製薬企業シャイアーが2月、日本市場に参入した。注意欠陥・多動性障害(ADHD)などの新薬開発を手がける同社が、日本市場でのターゲットとするのは遺伝性の希少難病領域。治療薬の自社開発に注力する方針で、その足固めを担う代表にはジェンザイム・ジャパン元取締役の藤原聰氏が就任した。日本市場参入の背景や、希少疾患に照準を絞る経営ビジョンについて藤原氏に話を伺った。(聞き手:小林志帆)迅速審査、医療費の公費負担治療薬が患者のもとへ届きやすい環境に――日本市場に参入することの魅力は?藤原日本で事業化を目指す分野として遺伝性の難病、すなわち稀少疾患領域をターゲットとしています。近年、遺伝性の難病を取り巻く日本国内の市場環境、および薬事行政環境が変化し...