ビジネスの基盤築くノルスパンを今年申請へ「Mundi」はラテン語で「World」を意味する。昨年IMSジャパン副社長から転身した木村社長は「日本にしっかり根を下ろした製薬メーカーになりたい」と抱負を語る。自社による初の承認取得を目指す非がん性疼痛に対する鎮痛薬ノルスパンの申請が迫り、重要な時期にさしかかった。大事な2年間―現在の課題と将来展望について木村まだまだ日本の製薬業界でのプレゼンスがないことです。自社販売体制がないので、我々の売上というものはありません。ムンディグローバルの１ファンクションとしての役割からなるべく早く自立するのが第一段階です。最も大きな意味を持つのが現在自社開発中で、初の製造承認取得を目指している非がん性疼痛に対する鎮痛薬ブプレノルフィン貼付剤（ノルスパン）です。第二...