塩野義製薬 手代木 功 社長
公開日時 2008/04/30 00:00
クレストールの特許切れ後を視野に-研究開発、海外での豊富な経験を、経営の舵取りにどう生かしますか手代木87~91年に米国での臨床開発業務、94~97年に米シオノギ・クオリカプス(カプセル会社)でのセールス&マーケティング業務に携わりましたが、約7年の海外勤務を通じて、言葉はもちろんですが、物事の相対化というか、違いがあることが当たり前であることを肌身で感じることができ、勉強になりました。国内向けのビジネスをやっていると、どうしても内向きになりがちです。しかし、外部との相対的な関係で、企業競争力が上がっているのかどうかを知るには、目線を常に外に置いていなければいけません。昨年には中期経営計画の目標数値を修正しましたが、一番甘かった点です。4年前、私が医薬研究開発本部長に就任した際、株主が我々を...