ドラッグラグの解消、臨床医の冷静な視点が重要
公開日時 2008/05/31 00:00
4月1日付で医薬品医療機器総合機構(PMDA)の理事長に就任した近藤達也氏。40年間脳外科医として臨床現場を歩み、国立国際医療センター病院長を歴任した。ドラッグラグの解消のためには臨床経験のある医師の視点が必要とし、限られた人材のなかでは本当にニーズのある新薬を見極め審査する視点が必要との考えを示した。――4月1日に就任してからの感想は近藤勉強する時間がまだまだ続いていますが、医薬品や医療機器は医師が使うものです。わたしは、それに対する使用者からのニーズを十分理解しているつもり。患者さんや国民に対しての気配りもできると思っています。そのため、医薬品や医療機器を世の中に出すとか、いろいろな問題点をチェックし安全性を保障するなど、このような立場も躊躇なくできることがあると感じている。最初は初めて...