激変する市場 関節リウマチ・がん・静脈血栓塞栓症
公開日時 2008/07/31 00:00
昨年から今年にかけて、世界的にもスタンダードで汎用されている新タイプの薬剤が、続々と国内に上陸した。海外との治療格差が縮まることに高い期待が寄せられる一方、薬物治療のパラダイムがどう変わるかが注目されている。今号では、生物製剤や分子標的薬にシフトする「関節リウマチ」「がん」、Xa阻害剤が主役になりつつある「静脈血栓塞栓症」を取り上げ、変貌する市場環境を探った。間接リウマチ生物製剤が4製品に拡大、開発競争も過熱関節リウマチ(RA)市場では生物製剤が相次いで登場し、革新的治療の普及に期待が高まっている。今春にはアクテムラ、ヒュミラの2製品が新規に参入し、治療の選択肢は4製品に拡大。これらに続き、市場拡大の牽引役ともいわれる生物製剤の開発に多くの企業が参戦し始めた。過熱するRAの市場動向を探った。...