マーケティングを強化し、営業、開発との連携も強固に
公開日時 2008/08/31 00:00
01年12月の慢性骨髄性白血病(CML)治療薬グリベックの発売を機に、本格的にがん領域での事業展開に乗り出したノバルティスファーマ。02年4月のオンコロジー事業部の発足以来、毎年1~2品目の新製品(適応拡大も含む)を発売。主力のグリベックの好調な伸長に支えられ、売上は毎年2ケタの高成長を遂げてきた。製品数の拡大に伴い、今後は人員増強とともに組織力の強化が課題になる。国内抗がん剤市場では4位だが、この勢いに乗り、10年までに3位入りを目指す。国内がん市場で3位目指す同社のオンコロジー事業部の売上高は発足前の50億円規模(2000年)から、07年には約600億円まで拡大した。これは全売上2655億円のうち、約2割の規模に達する。「意思決定を迅速にするため、グローバル本社と日本のビジネスユニットを...