糖鎖発現データベースで抗体医薬の開発に寄与
公開日時 2008/09/30 00:00
ゲノム、たんぱく質に続き、さまざまな生命現象を引き起こす“第3の因子”といわれる糖鎖。細胞膜の表面に存在しており、ウイルスやバクテリアの感染、がんの転移にも関与していることが知られている。構造は多様で、糖鎖の発現状況が分かれば病気の診断や治療などにも活用できるとされている。グライコメディクスが糖鎖を活用したインフルエンザ感染阻害剤の開発を進めている。糖鎖に関する基盤技術を持つ同社の石原豪史社長に、今後の可能性を聞いた。糖鎖に似たペプチドをインフルエンザ治療薬に――グライコメディクスの事業について石原弊社では、2つのプラットフォームテクノロジーによる事業を展開しています。糖鎖構造をミミック(模倣)したペプチド(アミノ酸)合成法を活用する「ペプチド関連事業」と糖鎖プライマー法による糖鎖合成法をが...