医薬品の迅速な承認への期待を実感
公開日時 2008/10/31 00:00
9月1日付の厚生労働省幹部人事で、医薬品医療機器総合機構理事(技監)の岸田修一氏が大臣官房審議官(医薬担当)に就任した。ドラッグラグ解消や薬害再発防止に向けた安全対策、急速なグローバル化への対応まで課題は山積となっている。岸田審議官に抱負と今後の見通しや課題について聞いた。患者のリスク最小化を図る――就任して1ヵ月半以上が経過したが、その感想について岸田よりよい医薬品・医療機器を早く承認して欲しいという国民の期待は非常に大きい。それに対する責任を感じることが多かったと思います。そのためには審査に係わる期間の短縮も重要ですが、治験の着手が遅れていることが、ドラッグラグとデバイスラグの最も大きな要因ではないでしょうか。そこは、企業の努力が必要なところ。審査を行う行政側としては、治験のプロトコール...