【MixOnline】記事一覧2
【AHA事後解説】ROCKET-AF 解釈の糸口(その1)優越性の証明はOn Treatment解析で十分か?

【AHA事後解説】ROCKET-AF 解釈の糸口(その1)優越性の証明はOn Treatment解析で十分か?

2010/11/25
ROCKET-AF試験は、心房細動の脳卒中予防におけるリバロキサバンのワルファリンに対する非劣性を証明し、試験の目的を達成した。ただし、ITT(Intention To Treat)解析では、リバロキサバンの優越性は示されなかった。安全性については、懸念された頭蓋内出血(ICH)や致死性出血などは、リバロキサバン群で有意に少なかったものの、全般的な出血リスクは2群間に有意差はみられなかった。
【AHA事後解説】ROCKET-AF 解釈の糸口(その2)患者背景をめぐって

【AHA事後解説】ROCKET-AF 解釈の糸口(その2)患者背景をめぐって

2010/11/25
ROCKET-AFでもう1つのポイントとなったのが、患者背景の複雑さだ。同試験結果が公表された11月15日のLate-Breaking Clinical Trialsセッションでディスカッサントとして登壇したBoston大学のElaine M. Hylek氏は、「対象患者の医学的な複雑性を知らずして、この試験を理解することは不可能である」と指摘した。
【AHAリポート】GRAVITAS 新規血小板機能測定機器で検出されたクロピドグレル低反応性患者への倍量投与は有効性示せず

【AHAリポート】GRAVITAS 新規血小板機能測定機器で検出されたクロピドグレル低反応性患者への倍量投与は有効性示せず

2010/11/19
経皮的冠動脈インターベンション(PCI)により薬剤溶出ステント(DES)留置に成功後、VerifyNowにより検出されたクロピドグレル低反応性患者へのクロピドグレル倍量投与は、有効性が示されなかった――。残存血小板反応性の値に基づいたクロピドグレル倍量投与の有効性を検討した多施設大規模無作為化比較試験「GRAVITAS(Gauging Responsiveness with A VerifyNow Assay)」の結果から明らかになった。米・Scripps ClinicのMatthew J.Price氏が、米国・イリノイ州シカゴで開催されている米国心臓協会(AHA)2010年次学術集会で11月16日に開かれた「Late-Breaking Clinical Trials Ⅲ」セッションで報告した。
【AHAリポート】クロピドグレル低反応性患者 CABG施行前に5日間の休薬期間必要ない可能性

【AHAリポート】クロピドグレル低反応性患者 CABG施行前に5日間の休薬期間必要ない可能性

2010/11/18
クロピドグレル低反応性の患者では、ガイドライン(GL)で推奨される5日間の休薬期間を設けずにCABGを施行しても出血イベントを増加させない可能性が示された。米国心臓協会(AHA)2010年次学術集会で11月15日開かれたセッション「Clinical Science:Special ReportsⅡ」で、米・ボルモチアのSinai Hosp BaltimoreのElizabeth Mahla氏が「TARGET CABG Study(Time-Based StRateGy to Reduce Clopidogrel AssociaTed Bleeding DuRing CABG)」の結果を報告する中で明らかにした。
【AHAリポート】CRUSADE ACUITY基準の大出血 非ST上昇型急性心筋梗塞患者院内死亡の独立した予測因子に

【AHAリポート】CRUSADE ACUITY基準の大出血 非ST上昇型急性心筋梗塞患者院内死亡の独立した予測因子に

2010/11/18
CRUSADE、ACUITY基準での大出血は、非ST上昇型急性心筋梗塞患者の院内死亡の独立した予想因子だが、TIMI大出血は院内死亡の独立した予測因子ではない――。「CRUSADE」に登録された約800例の非ST上昇型急性心筋梗塞患者を対象とした解析で明らかになった。11月16日、米国イリノイ州シカゴで開催されている米国心臓協会(AHA)2010年学術集会のAbstract Posterセッションで、スペインSantiago de Compostela大学病院のAGRA BERMEJO氏が発表した。
【AHAリポート】Omega-3 処方ω-3多価不飽和脂肪酸投与で症候性心房細動の発症抑制効果示せず

【AHAリポート】Omega-3 処方ω-3多価不飽和脂肪酸投与で症候性心房細動の発症抑制効果示せず

2010/11/16
発作性心房細動の既往がある患者に処方ω-3多価不飽和脂肪酸(P-OM3:Prescription Omega-3 Fatty Acids)を投与しても、症候性心房細動の再発までの期間を延長する効果はみられないことが分かった。米国・ペンシルバニア州のLankenau Institute for Medical ResearchのDivision of Cardiovascular DiseasesのPeter R.Kowey氏が米国・イリノイ州シカゴで開催されている米国心臓協会(AHA)2010年次学術集会の「Late-Breaking Clinical TrialsⅡ」セッションで11月15日、報告した。
【AHAリポート】ROCKET-AF 高リスク心房細動患者の脳卒中発症抑制でワルファリンへの非劣性を証明

【AHAリポート】ROCKET-AF 高リスク心房細動患者の脳卒中発症抑制でワルファリンへの非劣性を証明

2010/11/16
ファクターXa阻害剤・リバロキサバンは、ワルファリンに比べ、高リスク心房細動患者において脳卒中の発生を有意に21%抑制することが分かった。これにより、リバロキサバンのワルファリンに対する非劣性が証明された。一方、大出血のリスクは2剤に有意差がみられないことも分かった。同剤の臨床第3相試験「ROCKET AF(Stroke Prevention Using the Oral Direct Factor Xa Inhihbitor Rivaroxaban Compared With Walfarin in Patients with Nonvalvular Atrial Fibrillation)」の結果から明らかになった。米国イリノイ州シカゴで開催されている米国心臓協会(AHA)の2010年学術集会の「Late Braking Clinical Trials セッションII」で、Duke大学のKenneth W. Mahaffey氏が11月15日、発表した。

【AHAリポート】RAFT  軽症~中等症心不全患者ICD治療にCRT実施で総死亡+心不全による入院を25%抑制

【AHAリポート】RAFT  軽症~中等症心不全患者ICD治療にCRT実施で総死亡+心不全による入院を25%抑制

2010/11/16
軽症~中等症の心不全患者に対し、埋め込み型除細動器(ICD)に加え、心臓再同期療法(CRT)を行うことで、ICD単独治療に比べ、総死亡+心不全による入院の発生率を有意に25%抑制することが分かった。「RAFT(Resynchronization/defibrillation for Ambulatory Heart Failure Trial)」試験の結果から分かった。米国イリノイ州シカゴで開催されている米国心臓協会(AHA)2010年学術集会の「Late-Breaking Clinical Trials」セッションで、カナダのUniversity of Ottawa Heart Inst.のAnthony S.L.Tang氏が11月14日報告した。
【AHAリポート】ASCEND-HF 急性非代償性うっ血性心不全へのネシリチド投与で呼吸困難改善効果示せず

【AHAリポート】ASCEND-HF 急性非代償性うっ血性心不全へのネシリチド投与で呼吸困難改善効果示せず

2010/11/15
急性非代償性うっ血性心不全(ADHF)患者に対する組み換えヒトB型ナトリウムペプチド静脈内点滴製剤ネシリチドの投与は、懸念されていた死亡率増加や腎障害のリスクはないものの、呼吸困難改善効果はわずかであることが分かった。大規模臨床試験「ASCEND-HF(Acute Srudy of Clinical Effecriveness of Nesiritide in Docompensated Heart Failure)」の結果から明らかになった。11月14日、米国イリノイ州シカゴで開催されている米国心臓協会(AHA)2010年学術集会のLate-Braking Clinical Trials セッションで、Duke Clinical Research InstituteのAdrian F Hernandez氏が報告した。
【AHAリポート】EMPHASIS-HF  エプレレノン投与で収縮期心不全患者の死亡、入院リスクともに減少

【AHAリポート】EMPHASIS-HF  エプレレノン投与で収縮期心不全患者の死亡、入院リスクともに減少

2010/11/15
収縮期心不全患者を対象に、アルドステロン拮抗薬・エプレレノンを投与したところ、心血管死亡と心不全による入院の発生を37%抑制したことが、同剤のフェーズⅢB試験「EMPHASIS-HF」の結果から分かった。EMPHASIS-HF Study GroupのFairez Zannad氏が米国心臓協会(AHA)2010年学術集会で11月14日に開かれた「Late-Breaking Clinical Trials」セッションで報告した。
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