大日本住友 ARBイルベサルタンとCa拮抗薬アムロジピンの配合剤を国内申請
公開日時 2011/12/01 04:01
大日本住友製薬は11月30日、ARBイルベサルタン(製品名:アバプロ)とCa拮抗薬アムロジピンベシル酸塩(製品名:アムロジン)の配合剤「DSP-8153」を11月18日付で国内承認申請したと発表した。両製品とも同社が販売している。今回申請した配合剤は、イルベサルタン100mgに、アムロジピン5mgか同10mgを配合した2種類。国内で上市されているARBとアムロジピンとの配合剤で、アムロジピン10mgを含有する配合剤は今回が初めてとなる。
イルベサルタンの単剤は大日本住友と塩野義製薬が共同開発し、コ・マーケティングしている。DSP-8153は大日本住友の単独開発となる。
DSP-8153の特徴について大日本住友は、「腎保護作用のエビデンスを有するイルベサルタンと、脳・心保護作用の豊富なエビデンスを有するアムロジピンベシル酸塩との配合剤」とコメント。国内臨床試験からイルベサルタンもしくはアムロジピンの単独投与で十分な降圧効果が得られない患者に対して、良好な降圧効果が認められたとしている。