英国 早期段階研究に支援を行うファンド2社設立
公開日時 2011/11/16 04:00
英国で、早期段階の医薬品研究・開発を支援するベンチャーファンド2社が設立され、早期段階の研究などを支援するベンチャーファンドが少ないだけに期待がかかっている。
設立されたのは、Deepbridge Innovation FundとTarget Development Fund。前者は、2010年9月に設立されたDeepbridge Capital LLPとSL Investment Managementが設立、後者は創薬研究を目的にスコットランド政府が出資したファンドだ。
従来から典型的なベンチャーファンドは、リスクを回避するために後期段階の研究・開発には投資を行うが、リスクのある早期段階には投資を避ける傾向にあり、「投資ギャップ」があると問題視されてきた。しかし、IP Group PLCが6月に関連大学からスピンアウトした企業に5300万ポンド出資、Imperial Innovationが昨年12月に1億4000万ドルを、大学をスピンアウトした研究者に出資するなど動きに変化がみられる。
Deepbridge CapitalのIan Warwick氏は、英国で、なぜ初期段階の投資が増加しているのかは明確でないと述べている。Deepbridge Innovation Fundの投資委員会会長は、グラクソスミスクラインのRichard Sykes前CEOだが、同氏は、かねてから初期研究への投資が欠如していることに懸念を示していた。 今回のDeepbridge Innovation Fund の設立で、Deepbridge Capitalが持ってきた案件について投資機会を評価することになるとし、初期研究への投資が増加に期待しているという。
Target Development Fundは、世界中の大学・研究機関などからの研究アイディアを受け入れ、財政的支援を行う考えだ。英Dundee大学の医薬品開発ユニットで開発支援を行う計画だ。