ファクターXa 阻害剤 [エビデンス編]
公開日時 2011/02/27 00:00
有効性と安全性のバランスに注目集まる“ROCKETAF”“AVERROES”“STARSJ-V”など進むエビデンス構築“ROCKETAF”“AVERROES”“STARSJ-V”――。いずれも昨秋から今年にかけて相次いで結果が公表されたファクターⅩa阻害剤の臨床第3相試験(P3)の結果だ。塞栓の発症予防効果だけでなく、出血イベントと安全性とのバランスがいかにとれているかが注目されている。今回は、心原性脳塞栓症の発症予防を中心に、開発が進むリバロキサバン、アピキサバン、エドキサバンの3剤について、エビデンスからみた3剤の特徴を紹介する。(望月英梨)半減期の短さ特徴に出血性イベントの減少に寄与?リバロキサバン、アピキサバン、エドキサバン3剤の体内動態をみると、半減期がいずれも12時間程度と短時間...