KMバイオロジクス ユニバーサルインフルエンザワクチンの独占的ライセンスオプション契約 仏企業と締結
公開日時 2024/09/12 04:50
KMバイオロジクスは9月10日、フランスのOsivax SAS(オシバックス)社と、同社が開発するユニバーサルインフルエンザワクチン候補群の日本での開発、製造、販売に関する独占的ライセンスを行使するオプション契約を締結したと発表した。今回の契約に基づきKMバイオロジクスは契約一時金に加えて、オプション権行使に基づくロイヤルティーを支払うことになる。
オシバックス社は2017年設立のバイオテック企業。ユニバーサルインフルエンザワクチン候補群は、同社が有する新規の自己ナノ粒子化基盤技術に基づいて作られ、リードプログラムのOVX836は第2相臨床試験段階にある。季節性インフルエンザウイルスに加え、突発的に抗原が大きく変化して世界的大流行を引き起こす恐れのあるパンデミックインフルエンザウイルスにも有効性が期待される。
今回のライセンスオプション契約に基づき、KMバイオロジクスは、オシバックス社に対し、契約一時金を支払う。また、オプション権を行使した場合、追加の契約一時金や開発段階のマイルストン、販売額に応じたロイヤルティーを支払う。具体的な金額は開示していない。