臨床工学技士の業務範囲拡大を推進し医師の負担軽減や医療安全の向上に寄与
CEへのタスクシフト~聖隷浜松病院の取り組み
公開日時 2024/07/01 00:00
医師の働き方改革を推進する上で、医師から多職種へのタスク・シフト/シェア(以下、タスクシフト)は欠かせない取り組みとなっている。中でも臨床工学技士の業務範囲拡大では、手術の安全性向上や手術室の効率的な運用などが期待されており、急性期病院を中心に需要が急増している状況だ。静岡県浜松市の社会福祉法人聖隷福祉事業団総合病院聖隷浜松病院は早くから臨床工学技士の職能を重視し、臨床工学技士へのタスクシフトを推進。麻酔科医や執刀医の負担軽減、手術件数の増加などに貢献している。臨床工学室室長の増井浩史氏に業務拡大の変遷や医師との役割分担を進めていくためのポイントについてお話を伺った。(富井和司)早くからCEの職能に着目聖隷浜松病院は病床数750床、35診療科を擁し、高度急性期医療を担う地域の基幹病院である。...