小野薬品は６月７日、デジタル人財やイノベーション人財などの「高度な専門人財」の獲得を戦略的かつ積極的に行うための100％子会社「OPhrs（オファーズ）」を設立すると発表した。設立予定日は７月３日。OPhrsは独自の採用体制と報酬制度を持ち、小野薬品グループが求める高度専門人財のバリューに見合う報酬を支払えるようにする。なお、具体的な報酬内容は開示していない。

小野薬品は中期経営計画の中で、４つの成長戦略として（１）製品価値最大化～患者本位の視点で～（２）パイプライン強化とグローバル開発の加速（３）欧米自販の実現（４）事業ドメインの拡大――を掲げ、これらの戦略を支え、飛躍的な成長を果たすため人財、企業ブランド、デジタル・ＩＴ基盤の拡充に取り組んでいる。このうち人材に関しては、企業変革をけん引するデジタル人財や次世代の成長をけん引するイノベーション人財などの育成に注力する方針を示している。

小野薬品は、OPhrsを通じて、「中期経営計画の達成へ向け、採用体制および採用プロセスの高度化および迅速化を図り、専門性の高い人財の採用に積極的に取り組んでいく」としている。