千寿製薬 緑内障・高眼圧症治療薬アイラミドを発売 大塚とコ・プロ
公開日時 2020/06/17 04:50
千寿製薬は6月16日、緑内障・高眼圧症治療の新規配合点眼薬・アイラミド配合懸濁性点眼液(一般名:ブリモニジン酒石酸塩・ブリンゾラミド)を発売した。情報提供・収集活動は大塚製薬と共同で行う。既承認の成分を組み合わせたもので、14日処方制限の対象外となる。
同剤はアドレナリンα2受容体作動薬のブリモニジンと炭酸脱水酵素阻害薬(CAI)のブリンゾラミドによる配合点眼薬で、両社は「血圧や心拍数などを低下させる作用のあるβ遮断薬を配合しない国内で初めての配合点眼剤」としている。薬価は1mL 492.20円(1日薬価49.20円)。1回1滴、1日2回点眼して用いる。
アイラミドとの製品名は、ブリモニジンの単剤であるアイファガン点眼液0.1%の「アイ」と、ブリンゾラミドの「ラミド」とを組み合わせた。