博報堂メディカルと博報堂アイ・スタジオ 医療用薬のデジタルマーケ支援で「MEDISON」立ち上げ
公開日時 2017/07/12 03:50
博報堂メディカルと博報堂アイ・スタジオは7月11日、デジタルを用いた医療用医薬品のマーケティング支援を行う専門ファクトリー「MEDISON」を共同で立ち上げたと発表した。医療用医薬品のデジタルマーケティングを支援するもの。同社が提供するデジタルソリューションパッケージとして、①医師とMRの関係性を深めるコミュニケーションプラットフォーム(Deepen relations)、②患者向け疾患啓発メディアソリューション(Optimize)、③将来リスクバーチャル体験型処方誘導アプリ(Risk Forecast)-を用意した。これらデジタルツールの活用により、MRの一回の面談におけるディテールインパクトを最大化するほか、医師と患者のコミュニケーションを深めることなどに役立てる考え。
◎MRの行動履歴や医師の行動データを分析
「MEDISON」とは、Medicalの“M”と発明王エジソンの名前を組み合わせ、医療における新しい発明をしていくというビジョンを表現している。
医師とMRの関係性を深める「コミュニケーションプラットフォーム」とは、リアルなMR活動と医療従事者向けオウンドメディアをよりシームレスに連動させることで、 MRと医師の接触機会を増やし、医師との継続的な関係性の構築を目指すことができる。具体的には、MRの行動履歴や、オウンドメディア上の医師行動データなどのビッグデータを分析し、医師ひとり一人のプロファイルに基づく、One to Oneのコミュニケーションを可能とする。
◎患者の行動を誘発するデジタルソリューション
一方、患者向け疾患啓発メディアソリューションとは、様々な背景を持つ患者に最適なコミュニケーションを実現し、患者の行動を誘発するデジタルソリューション。デジタルマーケにおけるコミュニケーションの設計から、集客施策、コンテンツ企画までワンストップで最適化を実現する。
そのほか、将来リスクバーチャル体験型処方誘導アプリを提供する。将来における疾患の悪化を者バーチャル体験させことで、医師が納得感持たながらスムーズに薬の処方結び付けるためツール。患者の治療意識を向上させたで、 医薬品 の有用性をスムーズに説明することができ、自社医薬品の処方機会を拡大させることができる。
◎医療、デジタルのハイブリット型マーケティングを実現
博報堂メディカルと博報堂アイ・スタジオは各社から合計12人のハイブリット人材をこのプロジェクトに投入する。従来のようにそれぞれの得意分野の切り分けと分業制ではなく、すべてのスタッフが、メディカルとデジタルの両面から最適な医療用医薬品のデジタルマーケティング支援策を立案し、制作まで一気通貫で対応できる体制で臨む考え。