アトル 熊本地震で被災した営業・物流拠点を建て替え、竣工
公開日時 2017/03/09 03:50
メディパルホールディングスは3月7日、子会社で九州を事業エリアとするアトルが2016年4月に発生した熊本地震で被災した営業・物流拠点を建て替え、同日に竣工したと発表した。災害時にも継続的に医薬品などを供給できるよう自家発電装置(36時間以上)、免震設備、貯水槽(3日分)などを備えた。
竣工したのは「熊本FLC(Front Logistics Center)」。福岡にある中核的な物流センター「ALC」に対しFLCは、ALCから離れた医療施設などにもALCと連携して同質の流通サービスを提供するのがコンセプト。熊本地震でアトルは、営業拠点や物流センターが被災し、特に営業・物流拠点となっていた「熊本ビル」は損壊で使用できない状況となった。そのため敷地内にプレハブの仮設建屋を設置して、医薬品等の供給を継続してきた。今回、この熊本ビルが「熊本FLC」に生まれ変わった。
鉄骨造、地上2階建。敷地面積 9900m2、建築面積1713m2、延床面積3279m2。所在地は、熊本県南区流通団地1-10-2。