薬価調査前の卸価格形成、「昨秋の轍は踏まじ」と各社引き締め
公開日時 2015/08/31 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●鹿目社長「契約書重視」・長福社長「骨太の方針評価」・太田社長「価格は業界財産」・枝廣社長「営業利益1%台回復」●厚労省城経済課長「単品単価は医薬品流通の基本、卸の価格形成に取引条件反映を、川上・川下含めドンブリ勘定」昨秋は2年分先取り価格提示未妥結減算混乱、今期は回避か大手卸の4社長は、いずれも昨秋の価格交渉を反省する。反省の出発点は、価格交渉の9月集中である。当初、卸に追い風かといわれた未妥結減算導入は、途中厚労省から出された卸の価格交渉への援用禁止の牽制で、未妥結は卸責任とのムードが広がった。対象は、病医院は200床以上に限定されたが、調剤薬局は6万軒近い全店に適用されたので、取引全品目の価格と数量を入れた品目リストを添えた価格妥結状況確認書...